驚きの食べやすさ!インドのダヒヨーグルト作ってみた

ダヒヨーグルトと牛乳とヨーグルトメーカー

「ダヒヨーグルト」ってご存知ですか?「ダヒ」はインドのヨーグルトで、スーパーやコンビニでも見かけないちょっとレアなヨーグルトなんです。そして何やらこれが無糖で食べれるほど酸っぱくなく、しかも超簡単に作れるという噂。

ダヒヨーグルトは粉末の種菌をネットで購入して自分で作る必要がありますが、お値段は5包入りで1,350円と意外とリーズナブルでした。今回は初めてのダヒヨーグルト作りを通じて、ダヒヨーグルトの魅力を余す所なくご紹介していきたいと思います!

 

ダヒヨーグルトの3つの特徴

まずはダヒヨーグルトとは何ぞや?という点から。

ダヒヨーグルト

インドのヨーグルト!

ダヒヨーグルトはインド生まれということで、ブルガリアヨーグルトのようなヨーロッパ系のヨーグルトとはルーツが異なり、味もパッと分かるほど違うみたい。酸味が控え目で粘り気が無く、さっぱり食べれるというのが特徴で、ラッシーの材料にもなるとのこと。

常温で作れる!

ダヒは常温で作れます。ヨーグルトメーカーは必要ないので、牛乳パックに種菌を入れてシェイク、あとは放置で完成です。カスピ海ヨーグルトなど低温で発酵するヨーグルトは他にもありますが、こんなに便利なヨーグルトがあるとは。

2つの味が楽しめる!

さらに!ダヒには常温と約40℃で発酵する2種類の乳酸菌が含まれているため、常温とヨーグルトメーカーでは異なる味のヨーグルトになります。発酵させる温度によって2つの味が楽しめるなんて凄いですね。

 

詳しい説明書がよかった

ダヒヨーグルトの種菌は「レインビオ株式会社」から発売されています。今の所、日本でダヒを扱っているのはレインビオさんだけみたい。

ダヒヨーグルトの説明書

パッケージの中には説明書が一枚だけなので、作り方など最低限の内容が記載されてるだけだと思ってたら全然そんな事なかった。それどころか市販のヨーグルトメーカーの説明書より詳しかったです。

例えば上の画像の右上に注目すると、事前に牛乳を温めておく手順が記載されています。この作業は必須ではないんですが、ヨーグルト作りができるだけ失敗しないように書いてくれてます。

ダヒヨーグルトの説明書

あと、低脂肪牛乳や無脂肪牛乳でヨーグルトを作ると固まりが緩めで酸味が強いヨーグルトができるんですが、そういうことってヨーグルトメーカーの説明書には書かれて無いことが多いです。

この説明書を読むと色んな牛乳でヨーグルトが作りたくなるし、好みの味のヨーグルトを作るのにどの牛乳を使えばいいか分かりやすいです。

 

ダヒヨーグルト作りに必要な物はこれだけ

ダヒヨーグルトの粉末種菌

まずダヒヨーグルトの粉末種菌が必要です。保蔵方法は「直射日光を避け、30℃以下で保存」とパッケージに記載されています。

ダヒヨーグルトの粉末種菌をお皿に出した

ヨーグルトって種菌を牛乳に混ぜて作るんですが、種菌が粉末だと牛乳に溶けやすくて使いやすいです。また成分表示を見ると、原材料名には「脱脂粉乳、乳酸菌末」とだけ記載されてます。固形のヨーグルトにはよく入ってる甘味料や安定剤などの添加物が入ってないのは嬉しいですね。

ダヒヨーグルト 商品イメージ

ダヒ・ヨーグルト種菌 5包 牛乳パックに入れるだけ 無糖でおいしいインドの手作りヨーグルト

 

牛乳

牛乳は成分表示の種類別名称に「牛乳」と書かれた成分無調整のものを選ぶと失敗しにくいです。それ以外の物を使うとうまく固まらない場合があります。

また、新品の牛乳を使うことも大事。雑菌が繁殖してヨーグルト作りが失敗する可能性があります。

牛乳の成分表示

牛乳の種類とヨーグルトへの向き不向き

ヨーグルトメーカーの説明書をもとに牛乳の種類と、どの牛乳がヨーグルト作りに使えるのかを表にまとめたのでチェックしてみてくださいね。

牛乳 固まります。種類別が「牛乳」と記載してあるものを選びましょう。
スキムミルク 牛乳に一割程加えるとよく固まります。スキムミルクのみでも作れます。
加工乳 固まりが弱かったり分離することがあります。
低脂肪乳 固まりが弱かったり分離することがあります。
無脂肪乳 固まりが弱かったり分離することがあります。
成分調整牛乳 固まりが弱かったり分離することがあります。
低温殺菌牛乳 固まらない事があります。沸騰させ30℃以下に冷まして使いましょう。
ノンホモ牛乳 固まりが弱かったり分離することがあります。
乳飲料 × 固まりません。
無調整豆乳 よく固まります。大豆固形分6.5%以上のものを選びましょう。
調整豆乳 固まりが弱かったり分離することがあります。
豆乳飲料 × 固まりません。

牛乳の種類によってヨーグルトの味も違ってくるので、ヨーグルト作りに慣れてきたら、使う牛乳を変えてみて、ヨーグルトの味の変化を楽しむのも面白いですよ。

成分表示を見なくても、実はひと目で「牛乳」か「加工乳」かを見分けることができるんです。

一口メモ - 牛乳と乳飲料の見分け方

牛乳には切欠きが付いている

牛乳をひと目で見分けるポイントは赤丸の部分。

左が「牛乳」で右が「乳飲料」です。牛乳には「切欠き(きりかき)」というくぼみが付いていて、加工乳には無いんです。このくぼみは目が不自由な方でも判別できるように付けられています。

乳飲料のような加工乳もパッケージは牛乳に似ていることが多いので、なかなか見分けがつきにくいですが、この違いは明確で分かりやすいですね。

 

ヨーグルトメーカー

ダヒヨーグルトは常温で作れるので、ヨーグルトメーカーは必須ではありませんが、常温とヨーグルトメーカーを使った場合ではヨーグルトの味が違う!ということで、今回はヨーグルトメーカーでも作ってみます。

発酵温度については、説明書には「35~42℃で発酵させる」と記載されていますが、温度に幅があるので、今回はダヒ公式ホームページの「おいしさのヒミツ」を参考に42℃で発酵させます。

ヨーグルトメーカー プレミアム

今回使うヨーグルトメーカーは「アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカープレミアム」。プレミアムの一番の特徴はお手頃価格でありながら機能が充実してる点。温度設定とタイマーの基本機能をしっかり押さえながら、3,000円弱で買えてコスパが良いんです。

プレミアムで作れるヨーグルトはダヒだけでなく、プレーンヨーグルトやカスピ海ヨーグルトはもちろん、R1ヨーグルトやLG21などの高機能ヨーグルトなど何でもいけます。おまけに甘酒などの発酵食品も作れるという優れもの。

 

ダヒヨーグルト作りスタート!

ここからはダヒの説明書を参考に、常温とヨーグルトメーカーで作っていきます!

牛乳を温める

電子レンジで牛乳を温めている

この作業は必須ではありませんが、室温が20℃以下の場合は電子レンジで温めると失敗しにくいとのこと。1Lの牛乳を使う場合は500Wで2分。これで牛乳の温度が大体20℃くらいになります。

何で牛乳を温めるといいの?

ヨーグルト作りは、種菌となるヨーグルトと牛乳を混ぜて乳酸菌を発酵させていくんですが、乳酸菌にはそれぞれ発酵しやすい温度があります。

ダヒヨーグルトの乳酸菌が発酵しやすい温度は20~42℃ですが、冷蔵庫から出したばかりの冷たい牛乳だと、そこまで上がるのに時間がかかってしまいます。

なので気温が低い時は、事前に牛乳を温めることでスムーズに発酵が進むので、失敗のリスクが低くなります。

 

牛乳パックに種菌を入れて振る

牛乳に種菌を入れます。

種菌を牛乳に入れている

種菌は一袋全部使います。一袋使い切らないと失敗する可能性もあるみたいです。

ブルガリアヨーグルトなどを種菌にしてヨーグルトを作る場合は、種菌の量を計らないといけないんですが、その点ダヒヨーグルトは牛乳500mlでも1Lでも種菌を一袋使えばいいので種菌の量を計る必要がないのは楽ちん

牛乳パックを振っている

種菌を入れたら牛乳パックの口を閉じて軽く振ります。牛乳パックの口を手で持って振ると中身がこぼれそうで心配でしたが、全然大丈夫でした。

もし混ぜるのにスプーンを使うと、雑菌の繁殖を防ぐためにスプーンの熱湯消毒が必要になるので、手間が増えて面倒です。ダヒヨーグルトのような粉末タイプやドリンクヨーグルトなどを種菌にする際は、牛乳パックごとシェイクして混ぜる方法がおすすめです。

牛乳パックをキャップで閉じた

下準備が終わったら牛乳パックの口をキャップで閉じて後は待つだけ。気温20℃くらいなら17~26時間で完成します。

発酵にかかる時間の目安
気温 発酵時間
20℃ 17〜26時間
25℃ 12〜22時間
30℃ 9〜12時間
35〜42℃ 6〜9時間

2回目以降の発酵時間

常温で作る場合は待ち時間が長く感じますが、植え継ぎする2回目以降は、既に完成したダヒヨーグルトを種にする事になるので、粉末種菌から作るより短時間でヨーグルトが完成します。

2回目以降の発酵時間の目安(粉末種菌からの発酵に13時間かかった場合)
発酵して1日たったダヒを種とする場合 7時間
発酵して4日たったダヒを種とする場合 9時間
発酵して1週間たったダヒを種とする場合 12時間

 

ヨーグルトメーカーでも作ります

ヨーグルトメーカーにセットした

常温とヨーグルトメーカーで作ったダヒの味比べをしたいので、ヨーグルトメーカーでも作っていきます。温度は42℃、タイマーは8時間に設定しました。

 

完成です!

完成したダヒヨーグルト

左が常温、右がヨーグルトメーカーで作ったダヒヨーグルトです。常温は17時間で、ヨーグルトメーカーは8時間で完成しました!

両方とも綺麗に固まりましたが常温の方がつるっとしてきめが細かい感じがするしホエーも少ないみたい。

 

ダヒヨーグルト食べ比べ

ここからは気になる味をチェックしていきたいと思います!

左が常温、右がヨーグルトメーカーで作ったものです。常温の方が色が真っ白で、ヨーグルトメーカーの方は黄味がかってます。見た目的には常温の方が美味しそう。

コップに入ったダヒヨーグルト

まず常温の方を食べてみたんですが酸味がほとんど無い!ヨーグルトってプレーンですらこってりしてる印象があったんですが、ダヒヨーグルトはその反対でさっぱりしてて食べやすいです。あと触感がすごく滑らか。

ただダヒヨーグルト独特の渋み?みたいなものを少し感じました。これを渋みと表現していいのか難しいですが、たぶんこれが「ダヒ」の味なのかなと。酸味が少ないのと、この独特の味は料理に向いてるような気がします。そして普通のヨーグルトには酸味があるからか、香りにつんとした清涼感を感じますが、ダヒヨーグルトの香りはもう少し優しい感じ。

つぎにヨーグルトメーカーで作った方は、常温に比べて酸味があって普通のヨーグルトに近いものがあります。それでも普通のヨーグルトに比べると酸味はだいぶ少ないです。触感は常温に比べるとざらつきがあるような。香りは酸味のあるすっとした清涼感のある香りになってました。

パッと食べた印象だと、ヨーグルトメーカーで作った方が食べやすいかも。温度を変えて作ると全く別物と言っていいほど味に違いがあって、面白いヨーグルトだと思います。

 

ドリンク状にしてみて

コップに入ったドリンク状のダヒヨーグルト

ダヒヨーグルトの説明書によると、振ってドリンク状にして食べるのがおすすめとのことだったので、牛乳パックのままシェイクしてドリンク状にしてみました。

飲んだ印象ですが、常温もヨーグルトメーカーも、酸味が少ないので無糖で飲めます。普通のヨーグルトだとこうはいかないですよね。

ただ、常温の方はクセが苦手だと感じる方もいるかもしれません。粘度は飲むヨーグルトよりも若干高いかな?というくらいで、牛乳などで割る必要はなさそう。

対してヨーグルトメーカーの方は粘度が高めで、ドリンクヨーグルトとして飲むなら何かで割った方が飲みやすいです。酸味は少しあるけど、普通のヨーグルトに比べると全然酸っぱくなくて飲みやすい。

市販のヨーグルトの味に慣れてる場合は、ヨーグルトメーカーで作った方が違和感なく食べれるかも。

 

続いてギリシャヨーグルトにしてみた

ダヒ公式ホームページには、「ギリシャヨーグルトにしても美味しい」とあったので水切りもしてみたいと思います!

ダヒヨーグルトと水切りグッズ

私はギリシャヨーグルトが大好きなんですが、水切りするとヨーグルトって酸っぱくなるんです。その点ダヒは水切りしても酸味が抑えられるようなので、クリーミーで食べやすいギリシャヨーグルトになるのではないかと期待してしまう!

それでは常温とヨーグルトメーカーで作ったダヒをそれぞれ水切りしていきます。

常温で作ったダヒヨーグルト

常温で作ったダヒヨーグルトを水切りしている

まずは常温で作ったダヒヨーグルト1Lを自家製水切りグッズで水切りしていきます。画像を見ると分かりますが、すっごく綺麗。真っ白、サラサラです。ヨーグルトのきめが細かいので、水切りにも時間がかかりそう。

常温で作ったダヒヨーグルトの水切りが完了した

約15時間後、ギリシャヨーグルトの完成です!水切り前からするとけっこう固まった感じはありますが、普通のプレーンヨーグルトを水切りした時に比べると少し柔らかいような気がします。ギリシャヨーグルトとして物足りないのではないかと若干心配。

採れたホエー

1リットルのヨーグルトからホエーが約320mlとれました。ホエーにはたんぱく質が豊富に含まれていて、捨てるのがもったいないんですが、酸味が強かったりでなかなか使い道が難しい。だけどダヒヨーグルトのホエーはそのまま飲んでも全然飲めるくらいの酸味しかありません。ただ常温で作った場合はちょっとダヒの味が濃い。そのまま飲むというより料理に向いてるかなと思いました。

 

ヨーグルトメーカーで作ったダヒヨーグルト

ダヒヨーグルトをギリシャテイストで水切りしている

続いてヨーグルトメーカーで作ったダヒヨーグルトを市販の水切りグッズ「ギリシャテイスト」で水切りしていきます!

完成したヨーグルトからはホエーが少ない印象を受けましたが、水切りし始めてすぐ勢いよくホエーが落ち始めました。

ヨーグルトメーカーで作ったダヒヨーグルトの水切りが完了した

3時間後、水切りが完了。こっちは水切グッズの網目が大きかったからか完了するのが早かったです。見た目はクリーミーに仕上がってます。常温で作った場合と比べてこっちの方が硬さがあるように見えました。

びっくりしたのが、常温で作った方のホエーに比べて、ヨーグルトメーカーで作ったホエーはすごく美味しい。そもそもホエーってどちらかというと不味いイメージだったんですが、これは酸味もクセもなく、ホエーだけでも飲めるんです。ちょっと無糖のカルピスに近いかな?

公式ホームページに「カルピスを混ぜると美味しい」とあり試してみましたが、これも美味しかった。カルピスの味に厚みが出て、お酒ではないけど「大人の飲み物」という感じがします。

 

ギリシャヨーグルト食べ比べ

最後はギリシャヨーグルトの食べ比べ!左が常温、右がヨーグルトメーカーで作ったものです。

ヨーグルト自体のきめが細かいだけに、クリーミーで美味しいギリシャヨーグルトになってるのではないかと期待が膨らみます。

コップに入ったギリシャヨーグルト

まず常温の方は、ダヒの味が濃くなってます。蜂蜜をかけて食べると、甘さとダヒの味が若干分離して、ばっちりマッチした味とは言えないかも。食べ慣れてないだけなのかもしれないですが、すぐに美味しさをキャッチするのは難しそう。私はポン酢と食べてみましたが、ポン酢とは相性バッチリでした。

ヨーグルトメーカーで作った方はダヒの味はほとんどせず、プレーンヨーグルトを水切りした味に近いです。でも、酸味はかなり少ないのでずっと食べやすい

ヨーグルトに加える砂糖や蜂蜜ってそもそも酸味を薄めて食べやすくする為なので、ダヒのように酸味が少ないと、砂糖や蜂蜜はずっと少ない量ですみます。

それからダヒヨーグルトをギリシャヨーグルトにすると、想像通りきめが細かくてクリーミーでした。普通のヨーグルトにはない贅沢さを感じられて満足度高いです。

 

まとめ

ダヒヨーグルトを今回初めて食べたんですが、酸味が少なくて普通のヨーグルトに比べてとても食べやすいヨーグルトでした。きめ細かくて口の中でさらっと溶けてしつこくない。それに常温でも作れるのは嬉しいポイント。

常温で作ったダヒは、インド料理店でカレーと共にでてきそうな奥深い味わいがあります。作り安さも手伝って、きっとインドでは健康目的や嗜好品としてではなく、実用的なヨーグルトとして昔から広まっているんだろうなと思わせられました。

ただ、常温とヨーグルトメーカーで作った両方のダヒヨーグルトを食べ比べてしまうと、ヨーグルトメーカーで作った方が馴染みのある味に感じます。ヨーグルトメーカーで作ったダヒヨーグルトは私が今まで食べたヨーグルトの中で一番食べやすいヨーグルトです。

私はすっかりダヒヨーグルトのファンになってしまいました。これからどんどん作っていきたいし、常温で作ったダヒヨーグルトの美味しさについても研究していきたいです。

ダヒヨーグルト 商品イメージ

ダヒ・ヨーグルト種菌 5包 牛乳パックに入れるだけ 無糖でおいしいインドの手作りヨーグルト

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